危機管理
2008年 02月 20日
建造費約1400億円をかけ、昨年3月に就役したばかりの「あたご」には最新のレーダー設備があり、訓練された隊員による監視も行われているはずですが、なぜ衝突を回避できなかったのか。横須賀海上保安部は昨夜のうちに異例ともいえるイージス艦への強制捜査に乗り出し、艦内の捜索と乗組員から聴取を行って事故原因の究明を急いでいます。

(写真右・20日の秋田魁新報朝刊より)
さらに、今夜になって「あたご」が漁船を発見した時間が、「衝突の2分前」から「12分前に確認していた」こと。事故直前まで自動操舵で航行中だったことも分かりました。このように時間が経つにつれて新事実が明らかになってくると、トップへの報告時刻の遅れの背景には防衛省の体質?ともなっている「情報隠し」があるのではないか、疑念が募ります。

(写真左・秋田朝日放送「報道ステーション」では、船首と船尾を鋭く切り裂かれた清徳丸を実況見分する様子が伝えられています)
by shouichiro_sato | 2008-02-20 23:15 | 国政・時事 | Comments(0)