人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大潟後援会

 きのう(13日)午後5時30分から、佐藤正一郎大潟後援会(会長・土田章悟さん)の総会が大潟村の温泉保養センター「ポルダー潟の湯」で開かれ、久しぶりに大潟村の皆さんと懇談する機会に恵まれました。

 米価が下落し、耕作面積の大きい大潟村といえども農業経営が困難になっている時だけに、私は農業を基幹産業とする秋田県として、新たなコメ政策に取り組まなければならないと考えていました。そんな中で大潟後援会の事務局を担当してくれている今野茂樹さんは、「コメは生産調整するよりも、余剰米を小麦の代替になるような政策をするべきではないか」と、注目される提言を行いました。

 昭和45年から35年以上も続く生産調整(減反)は、食糧管理法が廃止されて「作る自由、売る自由」の社会になってからは米価を維持する決定打とはならず、需給バランスも維持できずに手詰まり状態です。毎年4000億円もの巨費を使いながら、食糧自給率も低下するばかり。今野さんの提案は500万トンの輸入小麦の10%、50万トンをコメで代替しようというものです。

 すでに製パン業界ではパンに米粉を混ぜる技術は確立されており、今までは価格差で現実性がなかったコメの小麦代替は、世界的な穀物価格の高騰で現実的な選択肢になってきています。コメは主食の4割にとどまり、一方では小麦の消費が増えているのですから、コメの小麦代替はコメの需給バランスを改善して食糧自給率の向上、財政負担の軽減にもなるという意見に納得しました。コメの適産地である秋田の農業を発展させるためにも、耕作放棄地をなくすためにも是非とも実現したい政策だと思います。

 そんな話題で議論も活発。さすがは大潟村の皆さんの会合であり、充実した後援会の総会でした。私の政治活動も今年が正念場であり、力強いご支援に感謝申し上げます。


 《 カメラスケッチ・ブルーメッセあきた 》

 昨日からきょうは「暴風雪警報」が発令されるほどの悪天候。そうした中で大潟村に行ってきましたが、帰り道は八郎潟町経由で国道7号線。潟上市まできたところで「ブルーメッセあきた」の看板を見つけて、なぜか誘われるように寄ってしまいました。ブルーメッセは道の駅でありながら、秋田県の花き種苗センターと連携した「花と緑のユートピア」。先日の新聞では「ランの企画展」が紹介されていましたので、「もしかして、まだやっているかな?」と思ったのです。

 外は猛吹雪だというのに、素晴らしい花々が温かく迎えてくれました。こんな施設が秋田県にあること。それを支えるレベルの高い花卉生産農家が秋田にいることを誇らしく思える空間がありました。担当者に聞いたところ、「ランの企画展は終わりましたが、ランの鑑賞温室の展示は今月末までそのままにしておく予定です」とのこと。皆さん、これは必見です。機会がありましたら是非、お訪ねください。 
大潟後援会_f0081443_2255145.jpg

 (写真・鑑賞温室の入口にはランの歓迎デスプレー。中には息をのむほどのランの数々が展示されており、すばらしい競演に嬉しくなってしまいます)
大潟後援会_f0081443_2310682.jpg大潟後援会_f0081443_23102989.jpg

by shouichiro_sato | 2008-02-14 23:04 | 政治活動 | Comments(0)  

<< 対談 オバマ旋風 >>