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初場所千秋楽

 大相撲初場所の千秋楽。昨日まで13勝1敗の両横綱、白鵬と朝青龍。横綱同士の千秋楽相星決戦は5年半ぶりとかで、テレビ桟敷で観戦です。前2場所の出場停止処分を受けた朝青龍に、東の横綱・白鵬は「負けられない」。朝青龍も徐々に相撲勘を取り戻し、「やっぱり強い」実力を発揮してきた終盤。固唾をのんで画面を見つめました。

 時間前から両横綱は気合十分で、国技館も初場所一番の盛り上がり。がっぷり四つに組んで、手に汗握る力相撲。最後は白鵬の左上手投げが決まって朝青龍が土俵に転ぶと、我が家の桟敷も大きな拍手。大相撲の醍醐味を十分に味わうことができた「横綱決戦」でした。白鵬は3場所連続優勝で通算6回目。

 そして今場所のもう一つの注目は、北秋田市出身の豪風(たけかぜ・尾車部屋)の快進撃。東前頭7枚目ながら13日目には大関・琴欧州を破り、きょうは新入幕の市原を鋭い出足で一気に押し飛ばして快勝。自己最高の12勝3敗の好成績で敢闘賞を受賞しました。来場所では初の三役に昇進する可能性も見えてきた、嬉しい千秋楽でした。

 ただ、「満員御礼」が出たのは7日間のみ。相撲人気が回復するまでには至っていません。不甲斐ない大関陣、気迫のない取り組み、強い日本人力士や若手の不足など理由は様々ですが、「お客さんが興奮するようないい相撲」がなければファンも離れてしまいます。東西に横綱が揃いましたから、千秋楽決戦で優勝が決まるような場所が続くことを期待していきましょう。もちろん豪風も、春場所(大阪)では優勝争いに絡んでいく活躍をしてほしいものです。

by shouichiro_sato | 2008-01-27 20:59 | 社会・話題 | Comments(0)  

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