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川反の魅力アップ

 川と街の魅力を融合させた秋田地区の新しいまちづくりの在り方を考えるワークショップが23日に開かれ、「旭川・川反」(秋田市)の活性化に向けた具体的なアイデアが秋田魁新報で紹介されています。「川反通りを歩行者天国に」「除排雪を強化して歩きやすい街を」「川沿いに散策路を整備したい」と、歩行者らによる回遊性を確保してにぎわいをつくりたいというものです。

 この記事を読んで川反ファンの私が冬になるといつも思うこと、雪国にありながら「雪に弱い川反通り」であることについて、書かないわけにはいきません。私の知っている川反は例年、除雪や排雪はほとんど無し。狭いうえに車や歩行者も多く、とても除排雪作業ができる状況にはありませんから、結局は雪がデコボコに固まり危険極まりない状態になっています。この課題を解決し、冬でも快適に往来できる川反にすることができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

 解決法は二つ。アーケード式の屋根を掛けて雪や雨を完全にシャットアウトするか、道路に融雪装置をつけて雪が積もらないようにするか、です。ただし、前者は景観を損ねますし雪国の風情もなくなりますから、私は融雪道路を推薦します。舗装道路の路盤上に設置したパイプに地下水を循環させることにより、その熱で雪を溶かす方法は技術的に確立されています。広小路や竿灯大通りの歩道が雪が無くて快適なように、川反通りがそうなればどんなに素晴らしいでしょう。夜の散策も楽しくなるというものです。

 私の身近にも、湯沢市や横手市の道路では鉄道を越える橋全体が融雪道路になっていたり、西馬音内では朝市会場になる広場全体が融雪されています。これらは全て地下水の循環利用による方法であり、この実績から見ても川反通りの融雪化は決して不可能なプロジェクトではありません。

 一度に全区間は無理だとしても、基本方針さえしっかりしていれば年次計画で整備できます。そうした積み重ねが10年も続けば、秋田市中心部の魅力もアップしてきます。日赤・婦人会館跡地のように10年経っても方向が定まらないのは、まちづくりの理念が(為政者にも関係者、市民にも)確立されていないからでしょう。それからすると川反通りは秋田県を代表する歓楽街としての位置づけがはっきりしているのですから、雪を克服するまちづくりに取り組むべきだと思います。

 旭川沿いの恵まれた立地条件を活かすライトアップや水辺環境の整備、駐車場になっている空き地の有効利用、大町界隈と一体的に「歩いてみたくなるような雰囲気」づくりなど、まちづくりの夢は広がりますが、先に発表された秋田市中心市街地整備計画にはこうした計画はありませんでした。他の都市のまちづくりを参考にするのもいいことですが、コンサルタント任せでない足元からの発想も重要です。

 市や県の担当者はもっと川反に足を運んで、利用者(消費者・旅行者・生活者)の立場で魅力あるまちづくりを実践していきましょう。

by shouichiro_sato | 2008-01-25 22:36 | 秋田県 | Comments(0)  

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