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賞味期限

 今夜のNHK総合テレビ「クローズアップ現代」は食品の期限表示がテーマでした。昨年から次々に明らかになった表示の偽装。消費者の安全・安心よりも儲け主義に走る経営者の姿勢が厳しく問われました。

 しかし、番組の中でチョッと気になる事例がありました。それは食品の「賞味期限」についてです。紹介されていた「干しイモ」の場合、実際に美味しく食べれる賞味期限は90日だというのに、生産者団体はより安全な期間として60日に設定したものの、販売するス-パーなどからはさらに短縮して30日と表示するように求められるというのです。その結果、返品が多くなり、生産者(加工業者)は「もったいない」からと表示を直し、再出荷していた問題です。当然、再包装して表示を偽装したことは許されないことでしょうが、90日間美味しくいただけるものを30日と求めることも「過剰な対応」である感じがします。

 どんな食品であれ、生産者や製造者にとっては実際に美味しく食べることができる期間に亘って消費者に提供したいことなのに、捨てられている食品が多くあるのも事実で、実に「もったいない」話です。製造工程も分業が進んで複雑になってきたり、冷凍などの保存技術が進歩していつでも新鮮な風味を味わうことができるようになってきた現在では、むしろ表示すべきの内容をさらに充実するなどして、貴重な食品資源を大事に扱う視点も必要ではないか・・・などと考えました。

 食糧の自給率は先進国の中でもっとも低いというのに、捨てられている食材や食品が多い日本。限りある資源を有効に活用するためにも、食べ物を大切にする食育教育の重要性を訴える声が日増しに大きくなってきています。

by shouichiro_sato | 2008-01-22 23:50 | 社会・話題 | Comments(0)  

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