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小沢党首、どうしたの?

 臨時国会の最大の焦点だった新テロ対策特別措置法案がきょう午前の参議院本会議で否決され、その後に衆議院本会議で3分の2以上の賛成で可決されました。何んと57年ぶりの憲法59条の定めによる再議決でしたが、民主党の小沢党首は採決を棄権しています。午後1時過ぎから始まった本会議に出席して討論を聞いていましたが、社民党の反対討論が行われていた同30分過ぎに退席し、「投票には参加しなかった」とマスコミは伝えています。

 退席した理由は大阪府知事選挙の応援に向かったためのようですが、「国会議員としての最低の責務を果たしていない」という批判の声が党の内外から上がっています。

 昨年の参議院議員選挙で民主党が躍進して参議院での与野党逆転を果たしながら、国民の期待を裏切るような自民党との大連立構想を進めてみたり、(東北人で口下手だとして)普段から十分な説明責任を果たしているとは理解しがたい小沢党首。先日、福田首相が就任してから初めて行われた党首討論でも、政権奪還を目指す野党の党首の意気込みを全く感じられない、「がっかりした」内容でした。一体どうしたんでしょう。

 臨時国会の会期は2度も延長されているなかで、新テロ対策の政府案に対する民主党案には他の野党の賛成も得られず、継続審議や審議未了で廃案とする戦略にも同調してもらえなかったために、結局は与党に押し切られてしまった結末。問責決議案の提出もできずに、ふがいない会期末になりました。

 舞台は18日に召集される通常国会に移りますが、新年度予算や同関連法案の審議で解散・総選挙まで追い込むことができるか。小沢党首のリーダーシップも正念場を迎えることとなりそうです。

by shouichiro_sato | 2008-01-11 23:52 | 国政・時事 | Comments(0)  

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