床屋さん
2008年 01月 08日
床屋さんに行くのは月に一度ほどですが、何んともいえないリラックスできる時間であり、嬉しいものです。きょうは昼休みにお世話になり、カットやシャンプウ、髭剃りに耳掃除、さらにはマッサージまでのフルコースを堪能してきました。昼間のうちから横になり、ウトウトしているときは幸せです。ご縁があって30年近くもお世話になっている西馬音内の「高橋さん」ですから、「どうカットしますか?」などという面倒なやり取りもなく、合うんの呼吸でイスに座れるのも、いいですね。
振り返ってみると、55年の人生の中でお世話になった床屋さんは数ヶ所しかありません。中学校を卒業するまでは地元の「太田さん」と「阿部さん」。高校生の頃は下宿のそばの「浮島さん」。農業近代化ゼミナールの事務局時代は県農業試験場の庁舎内にあった「互助会の床屋さん」。町議会議員になってからは当時の役場前にあった「高橋さん」。以来、役場は移転しましたが、いままでず―っと「高橋さん」にお世話になっています。
店での会話に耳を傾けると、お客さんは常連ばかり。ご主人夫婦にご子息も理容師として一緒に働いていますから、子供たちから若い人、高齢の方まで幅広いお客さんがみえています。どの人にとっても行きつけの床屋さんは心の休まる場所であり、サロンなんですね。
そうした床屋さんも最近では「少子化」の影響で地域の子ども数が激減し、大手資本の郊外型「激安店舗」が進出してくるなど、厳しい世の中になったと嘆いておられました。急用の場合は別として、「早く、安く」が目玉でも流れ作業のように扱われのは嫌ですから、いつもの「床屋さん」にはこれからもお世話になります。
by shouichiro_sato | 2008-01-08 23:35 | 家族・仲間 | Comments(0)