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はがき

 郵便物の中に一枚のはがきを見つけた瞬間、「この綺麗な筆致は、もしかして?」と思って裏面を見たら、やはり湯布院の鶴岡先生ご夫妻からでした。

 羽後町と大分県湯布院町が交流を始めたのは、今から25年も前のこと。牛の飼育頭数が秋田県内一である羽後町が、野外焼肉大会を中心とした「うご牛まつり」を企画したときに、牛肉を食べて大きな声を出す「牛喰い絶叫大会」を開催していた湯布院町からアドバイスをいただいたのがきっかけとなり、「牛の丸焼きとワイン祭り」を行っていた北海道池田町と、3町でお互いが訪問するなどの地域興し事業が始まりました。

 その関連で湯布院町の小学生10数人が、教育長の鶴岡次人先生に引率されて羽後町田代にやってきたのは、厳冬の1月末に行われる「ゆきとぴあ七曲ホームスティー」の時でした。九州の子供たちに異文化の「雪国体験をさせよう」と、田代の子供たちと交流した2泊3日。もちろん民泊でしたから、わが家には鶴岡先生と随行の先生の二人が泊まってくれたのです。
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 以来、先生とは遠く離れた地域ゆえに年賀状の交換しかできませんでしたが、わが家が喪中と知って、ご丁寧な挨拶状が届いたのです。湯布院町は合併して、現在は由布市になっていますが、5年ほど前に町村長の視察研修で訪問してからは伺う機会がありません。はがきを手にして、なつかしい湯布院の街や有名な温泉地、由布岳と麓の田園風景を思い出してしまいました。

 それにしても、月日の経つのは早いものです。当時の子供たちはもう30代になり、パパやママになった方もおられるでしょう。もちろん鶴岡先生も80代になられたはずですから、ご夫妻にはご健康に十分ご留意の上、良い年をお迎えいただきたいと祈念しております。願わくば、必ずや再会できることを楽しみにして、私も励んでいきたいと思います。 

by shouichiro_sato | 2007-12-27 20:39 | 地域活動 | Comments(0)  

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