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アトリオン

 今夜、以前から私たち夫婦がお世話になっている方のお嬢さん、菅原久美子さんの「ソプラノ リサイタル」が秋田市のアトリオン・音楽ホールで行なわれ、二人で参加してきました。

 菅原さんは秋田市出身で秋田大学教育文化学部卒業。第2回秋田県青少年音楽コンクール声楽部門大賞・最優秀賞受賞などの実績があり、秋田市を中心に活動している声楽家。ピアノ演奏は鳥井俊之さん(秋田市出身)。東京芸術大学卒業、同大学院修了後にスペインやイタリアで研鑽を積み、国内でも第一級の伴奏ピアニスト。現在は聖徳大学人文学部准教授、聖霊女子短大非常勤講師。

 ステージは2部構成で、イタリア古典歌曲やモーツアルト、トスティ、グノー、レオンカヴァッロの曲など15曲を熱唱し、素晴らしいソプラノとピアノで観客を魅了しました。特別な照明や演出はなく、マイクも使わずにアトリオンの音楽ホールの特徴と魅力を活かしたコンサートであり、しばしの間は世の中の出来事を忘れて、心豊かな時間をもつことができました。ご案内いただいた深川さんご夫妻に、心から感謝申し上げます。

 ところで、アトリオンには地下1階に県内の物産展示・即売場があることから、主に県外の来客を案内して月に1~2回は立ち寄っていますが、このところ気になっていることがあります。広小路側の正面玄関から入ると右側にあった「市町村の紹介コーナー」が昨年に廃止されてから、未だに「開かずの扉」のままであり、ガラス越しに見えるデスプレーも同じで、イメージもよくありません。(写真は9月11日に撮影。きょうも扉は開きませんでした

アトリオン_f0081443_2253106.jpg アトリオンは県と民間(日本生命)が協力して建設した秋田市中央街区の中心施設で、美術館や音楽ホール、多目的に利用できる展示会場、会議室などを備えている他、民間企業のオフィス、県の女性活動の拠点機能、県産品売り場、書店やレストランなどもあります。即ち、秋田県の「顔」ともいうべき施設ですが、市町村のコーナーが消えていることは寂しい限りです。

 どうしてこうなったのか?その理由は分かりませんが、アトリオンの機能を生かした催しでは、例えば現在開催中の「秋の院展・秋田展」(主催・秋田魁新報社、日本美術院)などは多くのお客さんで賑わっていますから、市町村の情報発信の場として今一度、創意工夫をしてほしいものだと思っています。 

by shouichiro_sato | 2007-11-27 23:46 | 秋田県 | Comments(0)  

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