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そば焼酎

 平成10年に設立された羽後町そば栽培研究会(会長・猪岡専一さん)が、このほど10周年を迎えた記念事業として転作田で栽培したそばを使った「焼酎」を作りました。商品名は「本格そば焼酎 羽後の郷(さと)」。1本・720ミリリットル入りで、1,365円(税込み)。町内限定の販売です。(写真) 
 
そば焼酎_f0081443_20563977.jpg 設立当初は栽培面積も少なく、収穫も種子を確保するのがやっとの状況でしたが、試行錯誤を重ねて排水対策や機械化を推進した結果、徐々に平均収量も向上。会員も20人から350人に増え、今年は面積120ヘクタール、生産量50トン。県内有数のそば産地に成長しています。

 コメの生産調整が拡大されるにつれ、全国各地でそばの栽培が増えており販売状況は厳しいものの、同研究会では猪岡会長が自宅を開放して地産地消の農家レストラン「そば・彦三(ひこさ)」を数年前に開業するなど、付加価値をつけた積極的な販路戦略を展開しています。

 さらに、今年の消費拡大策として誕生したのが「本格そば焼酎」。町内産の「そば粉」と「あきたこまち」の米麹に、西馬音内の名水「若返り」を使って(「あいぼう」などで人気がある)秋田県醗酵工業㈱が製造。試飲会ではまろやかな味わいと、そば独特の風味が評判で、町の特産品としての期待も高まっています。

 24日(土)に河北新報や朝日新聞の県内版で紹介されたこともあり、「そば・彦三」には遠方からの問い合わせも多いようです。これからの寒い季節は、「お湯割りに、そば粉を溶かして飲むのが最高」(猪岡会長)という「本格そば焼酎 羽後の郷」。じっくり味わいたいと思います。

by shouichiro_sato | 2007-11-25 21:20 | 産業振興 | Comments(1)  

Commented by みはた at 2007-11-27 17:13 x
美味そうじゃな!

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