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「ター坊」にありがとう

 振り返れば10年程前になるでしょうか。それまで乗っていた愛車のエンジンから突然に煙が出て、万事休す。もちろん中古車の中古みたいなものでしたから、「世代交代しなければ」と友人に探してもらったのが「ター坊」こと、ジーゼル車のトヨタ・ターセル。価格が25万円の、これまた破格の中古車です。シートにタバコの痕があったりしてチョッとは疲れていましたが、何といっても気に入ったのが「888」のナンバープレート。末広がりの車です。

 5年ほど前に、この車もエンジンからオイルが漏れ出しましたが、「888」に愛着があってエンジン交換を決意。心臓?移植手術が成功してからは、今月の初めまで頑張ってくれました。しかしながら、夏頃から目立ってきた燃料漏れの兆候は段々と激しくなり、雨の日に駐車していると、車の周りは虹模様。坂道を走っているとマフラーから煙が出るようになり、このままでは地球環境に悪影響を及ぼすと診断されて、ついに「お役御免」、リタイアとなりました。

 走行距離は約255,000キロメートル。最後まで軽油1ℓで15㌔以上も走っていましたから、自動車燃料が高騰している現在では貴重な存在です。しかし、「万が一」があっても困りますので、お世話になっている地元の阿部モーター商会・阿部剛社長の薦めで、同型タイプの庶民的な車、トヨタ・スプリンター(もちろん中古車です)を世話してもらいました。きょうから早速、秋田の事務所までの通勤に使っています。

 ター坊との大きな違いは、窓の開閉が手回しからスイッチになったこと。ラジオが良く聞こえること。エアコンが使えること。外装に錆びがなく、シートも綺麗なこと・・・・・等々があり、快適でした。車も家族の一員のようなもので、新しい家族が増えた感じです。

 実は、お世話になったター坊の最後の勇姿をブログ(写真)で紹介しようと阿部モーターに行ったのですが、時すでに遅く、身ぐるみ剥がされて惨めな姿になっているではありませんか。チョッと悲しくなって、とても写真を撮ることができませんでしたので、せめて文章で感謝します。「ありがとう。ター坊」、お疲れ様でした。

by shouichiro_sato | 2007-11-11 23:58 | 家族・仲間 | Comments(0)  

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