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デザインが地域をつくる

 「デザインによって人が集まってくる。色々なまちづくりの要素をデザインで繋ぎ、地域の魅力を引き出す」「寄せ集めではなく、市民・ファンクラブ・NPOと自治体、民間企業がそれぞれの持ち味を活かすこと。例えば秋田名物『きりたんぽ』は、様々な材料をゆっくり煮込むことでいい味が出るように・・・」

 2006年度のグッドデザイン金賞を受賞し、全国からまちづくりのモデルとして注目されている富山市の次世代型路面電車、ライトレールのデザインを担当した㈱GKデザイン機構代表取締役社長・田中一雄さんは、「デザインが地域を力づける」として豊富な実績を紹介しました。

 そして、「ものと心―今日のデザイン」と題して講演したのはGKデザイングループ代表・榮久庵憲司さん(えくあんけんじ・1929年生まれ)。日本におけるインダストリアルデザインの先駆者で、世界デザイン博覧会総合プロデューサー等を歴任し、現在は国際インダストリアデザイン団体協議会の名誉顧問等の要職にある、日本のデザイン界の大御所です。デザインが地域をつくる_f0081443_21395229.jpg
 
 「美によって具(そな)えは道を得て道具となり、人は道具によってその道を悟る」。デザインを通じて60年以上も道具作りにたずさわってきた経験をもとに、「道具寺道具村構想」を示されました。「もの(道具)は褒めるけれども、つくった人のことをいう人はいない」として、作り手である人の大切さも強調されています。

 同郷の後輩である三宅一生さんのデザインによる服装で全国を行脚中。羽織から足袋まで、裏には道具の数々が刺繍されているもので、「こうしたデザインによって総合的に心が高まってくる」と80分間、淡々と話されました。お話を聞いていると、まるで平成の水戸黄門か松尾芭蕉に見えてしまいました。(写真・講演中の榮久庵さん)

 講演会は「榮久庵憲司デザイン講演会IN秋田実行委員会」が主催し、きょうの午後2時30分から秋田拠点センター「アルヴェ」で行なわれ、県内のデザイン業界関係者や大学生など200人程が参加しました。私は講演会の企画を担当した㈱バウハウス・森川さんの紹介で、貴重な体験ができました。感謝、感謝・・・・勉強になりました。

by shouichiro_sato | 2007-11-02 21:34 | 秋田県 | Comments(0)  

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