一方通行解除
2007年 10月 25日
市内の中心部をドライブしてみると、中央通りも広小路も車の通行量が極端に少なくなった感じがしますし、竿灯大通りでは朝夕の時間帯でも大町付近で渋滞することはほとんどありません。(写真・きょうの午前11時前)
中心市街地の空洞化が進み、市民の足が遠のいてきた中央街区でしたが、地下道路の開通によってさらに閑散としてきた印象を持ちました。通過する人には便利になったものの、街中に人を呼び込む効果は(まだ?)見えないと感じました。
秋田中央道路の構想や計画策定、工事期間を通算すると10年以上の歳月がかかっているというのに、課題として浮き彫りになっていた中央街区の街づくりは頓挫したまま。日赤・婦人会館跡地の利用計画も宙に浮いた状況です。素案では資料館や美術館の移転なども検討されているようですが、アトリオンの施設が示すように「賑わい」を呼び込むことは無理でしょうから、こうなった以上は慌てずに、周囲にもっと公共用地を取得して広い空間を確保し、長寿社会に対応した緑豊かな生活・居住環境を作る方が妙案かもしれません。
いずれにしろ、秋田中央道路の開通は中心市街地を大きく変えることになりました。今後も市内の主要道路の整備は続くでしょうが、これだけ大きな影響を及ぼす道路の新設は当分は不可能でしょうから、もう一度仕切り直しをして、街づくりを考えて見ましょう。
by shouichiro_sato | 2007-10-25 23:01 | 秋田県 | Comments(0)