高速道路は便利です
2007年 10月 18日
(きょうのブログでは、投資された経費の問題は棚上げにしています。ご了承ください) 今年になってから開通した県内の高速道路は「能代~二ツ井」、「湯沢・須川~雄勝」、「岩城~仁賀保」。そして秋田駅の東西を結ぶ自動車専用の「秋田中央道路」。これらは全てにおいて時間短縮や混雑緩和などに大きな効果を発揮しています。
先月中旬、能代市や北秋田市の豪雨災害現場へ向かった時には、二ツ井まで開通していた高速道路のおかげで朝早く出かけて午後には町へ戻ることができましたし、毎日通う秋田市までの所要時間も、本荘IC~岩城IC間の無料区間を利用することで10分以上短縮され、我家から秋田市山王の事務所まで1時間15分で行くことができるようになりました。この「日本海東北道」は、にかほ市の国道7号との接続地まで開通し、同市象潟から秋田市まで来ている先輩によると旧本荘市内の渋滞を避けることができるため、「時間帯によっては20~30分も短縮されたのではないか」と話しておりました。(写真・にかほ市の高速道路入口付近)
今後は残されている「二ツ井~大館・小坂」、「雄勝~新庄」、「にかほ~酒田」の各区間の整備の促進を図り、既存の高速道路とのネットワークを構築しなければなりません。日本海側や東北各地の拠点都市との連携を強めて、早期の実現を目指していきましょう。
とはいうものの、便利になった反面で気がかりなこともあります。街の中を通る車両が少なくなり、ドライブインや道の駅などの利用者が激減しているのではないか。素通りする車ばかりで、街が閑散とするのではないか・・と、心配です。高速ネットワークを整備する一方において、人々が立ち寄ってくれるような「魅力ある街づくり」もしていかないと、高速道路が街を滅ぼすことにもなりかねません。鉄道が開通したことによって、昔から地域の中心だった街が寂れていった例もあります。
そうしたことを考えると、便利な高速道路ができたことで多くの人々が秋田県にやってくるような地域づくりをしなければ、秋田にとって効果がある道路とは言えません。道路の完成はそうした「魅力あふれる秋田」を創るための入口であることを、再確認しておきたいと思います。
by shouichiro_sato | 2007-10-18 21:54 | 秋田県 | Comments(0)