高速道路は便利です
2007年 10月 18日
(きょうのブログでは、投資された経費の問題は棚上げにしています。ご了承ください) 今年になってから開通した県内の高速道路は「能代~二ツ井」、「湯沢・須川~雄勝」、「岩城~仁賀保」。そして秋田駅の東西を結ぶ自動車専用の「秋田中央道路」。これらは全てにおいて時間短縮や混雑緩和などに大きな効果を発揮しています。

今後は残されている「二ツ井~大館・小坂」、「雄勝~新庄」、「にかほ~酒田」の各区間の整備の促進を図り、既存の高速道路とのネットワークを構築しなければなりません。日本海側や東北各地の拠点都市との連携を強めて、早期の実現を目指していきましょう。
とはいうものの、便利になった反面で気がかりなこともあります。街の中を通る車両が少なくなり、ドライブインや道の駅などの利用者が激減しているのではないか。素通りする車ばかりで、街が閑散とするのではないか・・と、心配です。高速ネットワークを整備する一方において、人々が立ち寄ってくれるような「魅力ある街づくり」もしていかないと、高速道路が街を滅ぼすことにもなりかねません。鉄道が開通したことによって、昔から地域の中心だった街が寂れていった例もあります。
そうしたことを考えると、便利な高速道路ができたことで多くの人々が秋田県にやってくるような地域づくりをしなければ、秋田にとって効果がある道路とは言えません。道路の完成はそうした「魅力あふれる秋田」を創るための入口であることを、再確認しておきたいと思います。
by shouichiro_sato | 2007-10-18 21:54 | 秋田県 | Comments(0)