ホッケー閉幕、総合優勝は岐阜県
2007年 10月 04日
成年も少年も昨年の決勝戦と同じ対戦となり、宿命のライバル同士。特に少年は前半、島根が3-2とリードするものの、後半になって岐阜が逆転し3-4。残り時間も少なくなり岐阜がそのまま押し切るかと思いましたが、終了間際まで執念を見せた島根がペナルテー・コーナーを獲得。終了フォーンが鳴ってから最後のプレーが展開されました。それも二度目に岐阜に痛恨の反則があり、結局はペナルテー・ストローク。それを島根が見事に決めて同点。場内は大歓声に沸きました。決勝戦にふさわしい手に汗握る大熱戦で、ホッケーの魅力が凝縮されたプレーの連続に観客も酔いしれ、ため息と歓声が交差する歴史に残る試合となりました。
男女の総合成績では少年男女でアベック優勝を果たし、成年女子でも3位になった岐阜県が2年連続で優勝し、大会会長トロフィーを獲得しています。振り返ってみると、羽後会場では秋田県チームの大健闘もあって内容も素晴らしいゲームばかり。中でも少年男子は岐阜県と熊本県、島根県と岩手県が準決勝でそれぞれ延長戦を闘うなど、全国のトップレベルの試合展開に応援団のボルテージも上がり、大いに盛り上がった国体でした。
閉会式に出席した内藤政武・(社)日本ホッケー協会副会長はご挨拶の中で、「本当に素晴らしい大会だった。関係者の皆さんに感謝したい」と選手の健闘と大会運営を賞賛してくださいました。国体ホッケー競技の開催が決まってから約10年。会場の施設整備や選手の育成、競技力の向上に頑張ってきた関係者の労が報われた思いがして、私も感慨無量のものがありました。大会期間中には多くの町民の皆さんから、「国体を誘致して良かった」という声を聴き、ホッとすると同時に嬉しく思いました。
そんな思いをこめて私は、「絶好のコンデションのもと、大会役員や関係者のご尽力、地域の皆さんや大応援団に支えられた、第62回国民体育大会・秋田わか杉国体ホッケー競技会の閉会を宣言します」と閉会宣言し、県ホッケー協会会長の役目を果たすことが出来ました。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
「秋田わか杉国体」もあと5日。秋田県選手団の活躍は続いており、目標の「天皇杯」も見えてきた感じがします。ホッケー競技は終わりましたが、最後まで大会の成功を祈っていきたいと思います。(ブログの執筆中に、外は雨模様になってきました。明日の朝には回復しそうですが、今まで恵まれていただけに、お天気の行方も気になりますね)
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by shouichiro_sato | 2007-10-04 17:34 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)