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町政懇談会

 毎年、この時期になると羽後町では「町政懇談会」が開かれます。今年も先週末までに、大江尚征町長、佐藤孝治副町長、加藤忠紀教育長ら町幹部が出席して、町内の9箇所で開催されました。

 私の住む上到米地域でも、19日(水)の午後7時から田代福祉センター(旧上到米小学校)で30人以上の住民が参加して行なわれ、地域内の道路改良や来年春に廃止される定期路線バスの代替方策、地上デジタル放送への対応などについて率直な意見交換をしています。

 各集落の行政連絡員(集落代表)が事前に協議して、町当局に提出する地域の要望事項を取りまとめてはいますが、直接意見を述べることが出来る唯一の機会です。中でも、生徒の減少によって中学校のスクールバスを利用している子どもが一人になってしまった上ノ沢集落では、国道にある停留所から生徒の自宅まで1キロ以上も山の中の道を歩かなければならず、日暮れの早くなったこれからの時期には「安全に不安がある」と訴えました。これには集落の事情に詳しい児童民生委員や防犯協会の役員からも、「是非とも見直して欲しい」という声が上がり、教育長が速急に改善することを約束するなど、実りの多い懇談会でした。(写真・大江町長ほか10人の町幹部が出席しました)
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 実際、翌日朝には教育委員会と学校が協議し、(当面は)帰りのバスを集落内まで乗り入れることにしたという報告を受けました。このことによって、天気の悪い日などには職場を早退してバス停まで迎えに行っていた保護者の負担もなくなり、「町政懇談会で発言してよかった」という関係者の声が寄せられています。工夫すればすぐに対応できるものもあり、「住民と協同で進める町づくり」が重要だと再認識した次第です。毎年続いている「町政懇談会」、これからも大切にしていきたいものです。 

by shouichiro_sato | 2007-09-24 21:04 | 羽後町 | Comments(0)  

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