大雨で甚大な被害
2007年 09月 19日
収穫間じかの水稲や大豆の圃場への冠水・浸水も広がり、潟上市や大潟村、能代市、北秋田市、大館市などで10,000ヘクタールを超える農作物が被害を受けています。さらに特産の比内地鶏17,000羽が水死。河川の堤防や道路、橋などの土木関連にも多くの箇所で被害が発生しており、調査が進むにつれて被害額も拡大する見込みです。
秋田県はきょう、特に被害の大きかった北秋田市に(昭和58年の日本海中部地震以来となる)災害救助法の適用を決め、避難所の設置や生活必需品の供給などを迅速に行なうことにしました。政府・自民党も緊急の会議を開いて、調査団を派遣して今後の対策を検討することにしていますから、ここは国も県も総力を結集して、復旧対策と県民の生活支援に努力してもらいたいと思います。
特に、行政の対策は被害が集中した地域に偏ってしまう傾向がありますから、情報収集を緊密にして、一箇所でも被害を受けているところがあれば対応するという、きめ細かな対策を求めたいと思います。こうした緊急事態の時こそ行政に対する信頼を裏切らないよう、十分な配慮をお願いいたします。
(きょうは上到米地区の町政懇談会があり、私は地元におりましたが)夜の10時過ぎ、能代市二ツ井町に住む友人から電話がありました。「きょう、市役所に浸水被害の状況を説明してきたものの、これからどうしたらいいのか戸惑っている」という悲痛な声。直ぐにやらなければいけないことと、これから手当てすべきことなどの対策は様々ありますが、現場を確認しないことには支援活動もできません。私も明日は、現地に行く予定です。
末筆ながら、被災された皆さんに心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を支援していきたいと思っております。頑張ってください。
by shouichiro_sato | 2007-09-19 23:56 | 秋田県 | Comments(0)