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「筆子 その愛 -天使のピアノ-」

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 「障害児教育の母」と呼ばれた石井筆子(いしいふでこ)の生涯を映画化した「筆子 その愛 -天使のピアノ-」の上映会が本日の午後、湯沢市文化会館で行なわれました。

 物語は、「1861年に長崎県大村藩士の娘として生まれた筆子は、その美貌と知性で『鹿鳴館の華』といわれ、津田梅子とともに女性の教育と地位向上に力を注ぐ一方、三人娘の長女は知的障害者、次女は生まれてすぐに亡くなり、三女は結核性脳膜炎になり、夫も若くして亡くなるなど、苦難の道を歩みました。その後、日本で最初の知的障害児者施設『滝乃川学園』の創始者・石井亮一との出会い・再婚を通じて、残された生涯を『滝乃川学園』に捧げ、わが娘と大勢の園児と共に愛と忍耐の日々を送った人間ドラマ」(パンフレットより)でした。

(写真・「筆子 その愛」のチケット)
 
 監督は山田火砂子さん。出演は常盤貴子さん、市川笑也さん他。きょうは上映前に山田監督の講話もあり、山田さん自身にも障害を持ったお嬢さんがおり、その体験とともに映画作りでの苦労話やエピソードなどを紹介してくれました。「ダウン症や知的障害を持った子供たちと健常の子供たちが一緒に出演しながら、仲良く伸び伸びと演技をしているところに、心に響くものがある―――」。まさにその通りで、ほほえましい、日常的な場面がたくさんありました。

 福祉をテーマにした映画は同情を誘いがちですが、子供たちへの深い愛情を持った石井筆子の生き方を通して、(障害の有無に関係なく)子供たちの夢を伸ばす教育の重要さを再認識しました。それと共に、明治から昭和初期の時代に、これほど崇高な女性教育者がいたことにも驚き、感激しました。

 山田監督は「津田梅子の名前は津田塾大学と共に後世に残っているが、石井筆子を知る人は少ない。私は筆子の名前が教科書に載るまで運動を続けたい」と話しています。きょうの映画を見て私も初めて「石井筆子」を知りましたので、是非とも応援していきたいと思いました。

 湯沢での上映会を企画してくれたNPO法人、関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。 

by shouichiro_sato | 2007-09-15 20:40 | 社会・話題 | Comments(0)  

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