農試参観デー
2007年 08月 31日
畑や水田の現場(展示圃場)はあいにくの風雨のために参観者は少なかったようですが、その分、試験場の本館は大混雑。講堂で行なわれている「農業技術セミナー」は、天気の良い時には参加者が疎ら?なのに、きょうは会場に入れない人たちが廊下で立ち聞きするほどの大盛況。試験場の研究員の皆さんが熱心に研究成果を報告しておりました。
発表された課題と研究員は―――――――
「甘く、シャリッとした食感の大玉スイカ新品種『あきた夏丸』」 椿主任研究員(野菜・花卉部)
「低アミロース米新認定品種『淡雪こまち』」 小玉主任研究員(作物部)
「水稲の生育状況と今後の管理」 佐藤主任研究員(作物部)
「水稲直播栽培のポイントと雑草対策」 京谷主幹(技術普及部)・三浦研究員(作物部)
午後からは椿主任研究員が開発したスイカのオリジナル品種「あきた夏丸」の試食会(写真)も行なわれ、「甘いよ」「シャリッとしてる」「合格だ」と、大好評の反応がありました。会場では県内にある畜産・果樹・水産など6試験研究機関のイチオシの食材を集めて作った特製弁当(700円)も販売されており、新品種「淡雪こまち」(鹿角産)も初めて食べることが出来ました。粒が大きい感じでふっくらしており、食味も上々です。ただし、この特製弁当は限定100食で、明日は午前11時から販売されます。
予報ではこの後の天気も回復するようですから、皆さんも是非とも農業試験場に足を運んでみてください。農業県秋田の復興のためには牽引車になってもらいたい期待があるだけに、私は研究者の皆さんを大いに激励し、応援していきたいと思います。
by shouichiro_sato | 2007-08-31 21:57 | 産業振興 | Comments(0)