最も賑やかな日々
2007年 08月 19日
盆踊り会館内に設置した実行委員会本部では、著名な作家、大学教授、銀行頭取、大手企業経営者、政治家、官僚、マスコミなど多くの皆さんから名刺をいただきました。また、日中にコミュニテーセンターで行なわれた「盆踊り交流会」には、北海道や関西地方からの参加者もいて、正に全国からお客さんを迎えている感じです。「どちらにお泊りですか?」と聞くと、県内はもとより「鳴子温泉、湯本温泉」というように、バスツァーのお客さんも目立ってきています。
町観光物産協会が企画した町内の家庭や施設を利用する「民泊体験」の参加者も、3日間で述べ450人以上。数年続けて来町される方も多くなり、会場全体のマナーが良くなっているのも今年の特徴でした。

知名度がアップするのと平行して観光客や踊りに参加する人が急増した西馬音内盆踊りですが、所詮は地域の「お盆の行事」。観光目的のイベントでもなければ、踊りの優劣を競ったりするものでもありません。ですから、開始にあたっての(首長などの)挨拶もなく寄せ太鼓のお囃子で始まり、また太鼓で終わるという伝統が受け継がれてきています。会場内の混乱防止や周辺での駐車場案内などに警備会社・シルバー人材センター・警察と消防・役場職員などが応援している以外は、全て地元の皆さんで実行委員会を運営しているのもいいですね。
(写真は西馬音内盆踊りの大ファンである大学生・山内貴範さんがメールで送ってくれました)
午前0時半頃には後片付けも終わり、盆踊り会館に集まった実行委員はどなたも「無事に終わった」安堵感でホッとした表情です。缶ビールと漬物で「打ち上げの乾杯」をし、家路についたのは午前1時過ぎ。さっきまでの喧騒がどこにいったかのように、街は静かになっていました。
by shouichiro_sato | 2007-08-19 18:07 | 羽後町 | Comments(0)