引っ越し
2007年 07月 08日
上到米生活改善センターが完成したのは昭和40年代後半。待望の施設であり、地域内160世帯の全戸から毎年1000円の運営費をいただき、備品の拡充や管理に当たってきました。最初の頃は結婚式が行なわれたり、飲食を伴う諸会合は全てここが会場でしたから、丼や皿、徳利にコップなど村中の皆さんが集まっても対応できるだけの備品が揃っています。段ボール箱に整理したら、その数は20ケースもありました。
また、部屋の壁には住民の皆さんの活躍を示した賞状や写真もたくさんあります。私たちが20代の頃、羽後町内には社会人野球チームが70以上もあり、その大会の頂点である第一部で「上到米ナインスターズ」が優勝したこと。町消防訓練大会で、上到米の第15分団が規律訓練とポンプ操法で優勝し、さらに総合優勝をも連覇した記録。老人クラブがゲートボール大会で優勝した記念品など、貴重なものばかりです。さらには、老人クラブ設立当初の記念写真や旅行の写真もあり、(大半は亡くなっておりますが)懐かしい顔ぶれに村の歴史を垣間見る想いでした。
新しい施設は介護を必要とする皆さんへのサービスを提供するとともに、地域の皆さんとのふれあい・交流の場を目的としており、これからはここが地域の拠点となります。学校施設も内部が改修されて見違えるように変身しましたので、今後は備品や写真などを整理し、役立てていきたいと考えています。少子高齢化が進んで、私たちの地域も世帯数の減少や高齢者世帯が急増していますが、それでもここに住んでいる限りは「地域コミュニテーを大切にして頑張っていきたい」と、作業をしながら確認し合いました。
上到米振興会では今後、新しい施設の開設祝賀会を行なうことを考えています。
by shouichiro_sato | 2007-07-08 22:33 | 地域活動 | Comments(0)