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暑い日の出来事

 季節は入梅だというのに、このところの秋田は暑い日が続いています。今までのブログの背景は春のイメージ「桜吹雪」でしたが、きょうから爽やかなブルーの街並みに変更し、私も軽装でパソコンに向かっています。

 ところが、そう快な気分でいた夕方に思わぬニュースが飛び込んで来ました。開会中の6月定例県議会に県職員の給与削減に関する条例案を追加提案した当局に対して、県議会の議会運営委員会は「職員組合との合意なしに、議会に責任転嫁するような提案は問題だ」として反発。午前と午後に開いた会議で、「県当局には提案の撤回を求める」ことになり、大野県議会議長らが寺田知事に面会を申し入れました。

 しかし、寺田知事はこの面会を拒否したといいます。議案に対するさまざまな意見について、当局がどう対処するかはそれなりの判断でしょうが、県議会議長の申出を門前払いした対応は前代未聞です。これは、「(当局の)提案権と(議会の)議決権というそれぞれ違った立場にあり、会うこと自体がルールを損なうことになる」という判断のようですが、議会の総意で議長が訪ねたのに面会拒否とは驚きました。今回の知事の対応は、今後の県政を混乱させる要素を含んでいるといっても過言ではありません。早速、県議会の各会派からは与野党を問わず批判の声が出ています。

 また、きょうから始まった一般質問で寺田知事は、新税を盛り込む方針の「子育て支援と教育充実を推進する将来ビジョン」について、12月議会まで成案化を目指すと答弁しました。「子育て教育新税反対」の声が圧倒的な県議会において、いまだに方針転換しようとしない知事ですが、今回の給与削減も寺田流の一方的な進め方であり、そうした強引な手法に反発が強まっています。

by shouichiro_sato | 2007-06-19 23:58 | 秋田県 | Comments(0)  

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