「NOVA」よ、お前もか
2007年 06月 18日
違反していた事項は、「契約後8日以内なら無条件で解約できるクリーンオフ制度に応じていない」「(いつでも受け付けるとした)レッスンの予約がなかなか取れない」など、特定商取引法の条文6項目、18種類にわたっていました。その中には「NOVA KIDS」や「お茶の間留学」といった人気のサービスも含まれており、受講者を騙して規模拡大ばかりに経営姿勢が向いていたことが明らかになりました。全国の消費者相談センターなどへの苦情もダントツで、特に東京都では5年前に行政指導を行い業務改善報告を求めていたにも拘らず、改善するどころか本部が苦情に対応するマニュアルを作って、会社ぐるみで組織的に違反行為を繰り返していたといいますから、悪質です。
ただ、NOVAのホームページを開くと「お詫びとご報告・NOVAははこれを機に生まれ変わろうとしています」(写真)

しかしながら、経済産業省の調査では外国語会話教室の新規入学者数は3年連続で前年割れが続いており、主流の英会話も減少が止まらないとか。さらにこれからの少子化時代を考えると(受講者の中心である)若い世代の獲得も容易ではなく、経営環境は厳しくなると予想されますから、質より量に走ったNOVAの経営がどうなるのか、今いる45万人もの受講者の今後のレッスンが保証されるのか、チョッと気になります。
by shouichiro_sato | 2007-06-18 22:43 | 社会・話題 | Comments(0)