旧長谷山邸
2007年 06月 15日
旧長谷山邸は、田代地域の地主であり、参議院議員や県農協5連会長を務めた故長谷山行毅さん宅ですが、長谷山さんが亡くなってからは住む人もなく、平成13年に奥さんや関係者から土地と建物が町に寄贈されました。町では農林水産省の山村振興事業の認定を受けて施設整備をし、翌14年6月から利用が可能になりました。(写真)

3階建ての蔵座敷や太い秋田杉が組み合わされている母屋、地主として栄えた頃の帳場、郵便物の投函所などに地域の歴史が刻まれており、何ともいえない風格があります。
普段の管理は、町から委託されている同協議会が行なっており、町からの助成金と地域内の全世帯(526戸)から年間300円、各地域の振興会など14団体が年間1,000円の会費を負担して運営されています。
会議後の懇親会では、「田代からは食堂もなくなってしまった。地域の拠り所として、ここで食事の提供などができないものか」などという声もあり、せっかく残した施設ですから、さらに工夫して皆さんに活用してもらいたいものだと思いました。そういえば、昨年夏に前庭を開放して行なったビアガーデンも好評でした。
by shouichiro_sato | 2007-06-15 21:50 | 地域活動 | Comments(1)
