人気ブログランキング | 話題のタグを見る

旧長谷山邸

 羽後町田代地区の中心部にある旧長谷山邸は、町の総合交流促進施設として開放されており、今夜は各集落の行政連絡員や団体代表などで構成する「利用促進協議会(会長・菅原静夫さん)」の役員会と総会があり、出席しきました。

 旧長谷山邸は、田代地域の地主であり、参議院議員や県農協5連会長を務めた故長谷山行毅さん宅ですが、長谷山さんが亡くなってからは住む人もなく、平成13年に奥さんや関係者から土地と建物が町に寄贈されました。町では農林水産省の山村振興事業の認定を受けて施設整備をし、翌14年6月から利用が可能になりました。(写真)旧長谷山邸_f0081443_5562537.jpg
 
 3階建ての蔵座敷や太い秋田杉が組み合わされている母屋、地主として栄えた頃の帳場、郵便物の投函所などに地域の歴史が刻まれており、何ともいえない風格があります。

 普段の管理は、町から委託されている同協議会が行なっており、町からの助成金と地域内の全世帯(526戸)から年間300円、各地域の振興会など14団体が年間1,000円の会費を負担して運営されています。

 会議後の懇親会では、「田代からは食堂もなくなってしまった。地域の拠り所として、ここで食事の提供などができないものか」などという声もあり、せっかく残した施設ですから、さらに工夫して皆さんに活用してもらいたいものだと思いました。そういえば、昨年夏に前庭を開放して行なったビアガーデンも好評でした。

by shouichiro_sato | 2007-06-15 21:50 | 地域活動 | Comments(1)  

Commented by 忘我舎 at 2007-06-16 11:25 x
長谷山行毅氏の奥様、包子氏からは生前、月に一度のペースで秋田市のご自宅にお邪魔して何気ないお話の中から実に多くのことを学ばせていただきました。いつか羽後町の話題が出て、地元の方からご馳走になった朴葉焼きの美味しさが忘れられないとおっしゃっていました。そうした町独自の食材を提供してくれる場所があるといいですね。

<< (社)日本ホッケー協会総会 「年金不信」、さらに拡大 >>