世間ばなし
2007年 05月 31日
最近の秋田県のニュースは悪化する財政状況を反映した「厳しい」ものばかり。それでも昨日、寺田知事が公表したJR秋田駅の東西を結ぶ自動車専用道路「秋田中央道路」が、秋田わか杉国体本大会前の9月15日に開通することで、「便利になるから良かった」という声がある一方、「これだけの投資が必要だったのか」という意見に話題が集まりました。
総延長は2550メートル、片側1車線のトンネル工事は平成12年度に着工し、今までかかった総事業費は686億円。1メートルあたりの工事費は何と2700万円にもなっています。
さらに、無理に事業を推進してきた県当局への批判も多く聞かれました。ある人曰く、「この際、中央道路を利用する方から通行料金を徴収したほうがいいのではないか」という意見までありました。子育て教育新税に理解を求めるのも県当局の仕事でしょうが、厳しい財政の中でこれだけの投資をしているのですから「利便性が向上する自動車専用道路の利用者にも、応分の負担をしてもらいたい」という声には共鳴するものがあります。
秋田中央道路の東西の入口に「100円」でもいいですから、ご協力いただけるような「ゲート」を設置したらいいかも知れません。
by shouichiro_sato | 2007-05-31 00:09 | 秋田県 | Comments(2)

あの工事で周辺商店街は、大きな痛手を受け、更に開通後も、売上UPを期待できません。それどころか、減少が目に見えています。恐ろしいことです。
さらに、財政悪化が進む中で、増税をされてはたまりません。
あの、巨大な長い穴は、秋田県の経済振興の落とし穴にしかみえません。
受益者負担の考えに賛成です。政策の失敗を、謝罪もなく、県民に増税(子育て教育税ほか)という形で求めることを許せません。県民の大勢が反対なのは明確なのに、ここであえて、更に4000人にアンケートをするとか、県の広報内に意見を求める用紙を付け、全世帯に配布したりする背景が理解できません。県行政が健全に機能しているとは思えない状況です。
一日も早く、佐藤さんに知事になっていただいて秋田県行政を正常化させていただきたいと願っております。その為に、私たちもできる限りの応援をしてまいります。
