コウノトリのひな誕生
2007年 05月 21日
きのうの朝、兵庫県豊岡市にある「県立コウノトリの郷公園」で、自然放鳥した国の特別天然記念物コウノトリの卵が孵化したことが確認されました。なんと、日本国内での自然界の孵化は43年ぶりとか。昨年も人口巣塔で産卵はされたものの、卵が巣から落ちるトラブルがあり、「今年こそ成功してほしい」との期待がかかっていただけに、コウノトリの郷としてしっかり有名になった地元では「ひな誕生」の号外が配布されるなど、吉報に沸いていると新聞は伝えています。(秋田魁新報は一面と社会面・写真で取り上げています)

同市では絶滅が危惧されたコウノトリを昭和40年から人工飼育で育て、平成元年に初めて繁殖に成功、今までに100羽以上の飼育をしてきました。特に一昨年からは自然放鳥事業に取り組み、すでに14羽が自然界の中で育っているとか。コウノトリの種の保存とともに、人と自然の共生できる地域環境を創造しようという運動が着実に成果を挙げているのでしょう。コウノトリが水田でえさを取れる環境は、人間にとっても「豊かな自然」であり、いい環境に違いありません。
ところで先日、私は秋田市から出羽グリーンロード(広域農道)を通って羽後町へ帰る途中、旧南外村の雑木林でカモシカに出会いました。ビックリしてシャッターチャンスは逃してしまいました(残念)。身近なところでカモシカに出会うことを(奥山に餌が少なくなっているの?)喜んでいいのかどうかわかりませんが、水田地帯であれ山里であれ、動物にとっても住みよい環境に再生していくことが地球環境を守ることでもありますから、身近な動植物も大事にしていきましょう。
昨夜遅くには、我家の近くでフクロウの鳴き声も聞こえました。この時間は蛙の大合唱が続いています。
by shouichiro_sato | 2007-05-21 22:20 | 社会・話題 | Comments(0)