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田植えも最盛期

 4月から5月は寒暖の差が激しく、不順な天気が続いていたために遅れていた内陸部の田植えも、ようやく最盛期になってきました。それに比べ、由利本荘市の沿岸部ではほぼ終了し、田園地帯は爽やかな初夏の風景に変わってきています。

 この地域はもともと「秋田米」の名産地で、食味・品質ともに秋田を代表する米として評価を受けてきました。中でも「由利のササニシキ」は特に有名でした。しかし、「あきたこまち」の登場以来、いつの間にか「ササニシキ」の名声は聞こえなくなり、秋田の米は「あきたこまち」一色に。「由利本荘の米はどうなってしまったのだろう」と心配していたら、最近は人気を回復し、消費者から注目されているブランドになっていました。

 JA秋田しんせい(代表理事組合長・阿部和雄氏)が取り組んできた「土づくり実証米」が高い評価を受けているのです。その基本となっているのは「腐植酸」を入れた土づくりを積極的に推進していること。水田10アール当たりに「完熟堆肥1トン+ようりんケイカル混合12号100㌔」か「大地の息吹100㌔」のいずれかを散布することが条件になっています。特に、「大地の息吹」は、パワーリン(亜炭を原料とした腐植酸と苦土重焼リンを配合したもの)とケイカル(ケイ酸の補給と酸性土壌の改良効果あり)を混合したもの。同JAのホームページによると、これを使うことによって根に活力を与え健康な稲体を作ることで、病害に対する抵抗性を高め、米の食味と品質の向上が期待できるといいます。

 市町村合併前から旧由利町などでは助成金を出して普及に努め、それが今では全市に拡大しています(ただ、市の財政も窮迫しているため助成金は当初の半額です)。その結果 「生産された米は100パーセント完売(今年も予約でいっぱいとか)されている上に、価格も1表(60㌔)あたり1,000円以上も高く販売されている」 ようですから、凄いですね。f0081443_1812265.jpg品種も主流は「ひとめぼれ」。再び秋田米を牽引する地域に返り咲きつつあります。
 
 その上に今度は、「土にこだわった野菜」も売り出そうと、特産のミニトマトやネギ、アスパラガス、サヤエンドウなどのブランド品が次々に誕生しています。 『しんせい土づくり野菜』は既に商標登録されており、同市荒町にあるJA本店前には商標の看板(写真)がありました。

 旧11農協が広域合併して11年目、いよいよ効果を発揮してきたようです。農家の元気が出てくるように、今年の豊作と高価格での販売を期待しています。

by shouichiro_sato | 2007-05-15 18:16 | 産業振興 | Comments(0)  

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