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撃たれた伊藤・長崎市長が死亡

 昨夜、選挙事務所前で襲撃された長崎市の伊藤一長市長が、きょう午前2時28分、搬送先の長崎大病院で亡くなりました。法事国家の日本において民主主義の原点である選挙運動期間中に、候補者が拳銃で撃たれるということは、まさに民主主義へ挑戦するテロ行為であり、断じて許されません。容疑者は待ち伏せして背後の至近距離から拳銃を2発。一瞬にして命を落とした伊藤市長の無念を思うと、強い憤りを感じて言葉が続きません。

 政治家は立場上、時として圧力や脅迫を受けることがありますが、最近では産業廃棄物処理場をめぐって町長が襲撃されて重傷を負った岐阜県御嵩町の事件や、民主党の国会議員が刺されて死亡した事件、自民党元幹事長宅への放火事件などがあり、油断できない時代に逆戻りしてしまった感じです。しかし、政治家の信念に基づく活動や言論がこうした行為で侵害されることがあってはいけません。卑劣な行為に屈することなく、正々堂々と戦い、民主主義を守る必要があります。

 一方、アメリカではバージニア工科大学で銃乱射事件があり、学生32人が犠牲になる大惨事がありました。韓国籍の同大4年生の容疑者(23歳)が自殺したために事件の真相は明らかになっていませんが、アメリカ社会でも前代未聞の無差別殺人に衝撃が拡がっているとか。容疑者は合法的に銃を入手していたと報じられていますから、「保身のため」とはいえ、銃の所持についての議論が再発することでしょう。

 日本とアメリカで発生したそれぞれの事件に、「何故」「どうして」と、暗い気持になってしまった一日でした。

by shouichiro_sato | 2007-04-18 22:14 | 社会・話題 | Comments(0)  

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