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選挙から一夜明けて

 昨日行われた秋田県議会議員選挙で、これから4年間、「県民の代表としてガンバル」45人の新議員が決まりました。寺田県政を支えてきた非自民系の現職議員5人が落選し、市町村合併で失職した元首長4人に元秋田市長と元秋田市議会議長、前回落選した元職3人が復活当選するなど、経験豊富な実績のある人たちが選ばれています。また、史上3番目に若い27歳の新人が当選、女性も4人当選し、「県議会新時代」を感じさせる結果となりました。

 ところで、注目されていた最大会派の自民党は改選前より1議席増やしたものの、19議席で単独過半数には届かず、(党籍を持っている無所属議員との話し合いで)勢力を拡大できるかが、これからの議会構成の焦点になってきました。一方、1議席を減らした社民党は、県が進めようとしている「子育て教育新税」に反対を表明していますので、寺田県政の与党として今後はどのような行動をしていくのか、興味があります。

 それにしても、大仙市・仙北郡や能代市・山本郡では優勢だとされていた候補者が落選したり、合併前の旧大曲市や旧湯沢市では現職県議が議席を失うなど、「選挙は開けてみるまでわからない」ものですね。私自身も多くの候補者の皆さんのお世話になってきましたので、一喜一憂の一夜でした。

 今回の県議選では、与野党の各候補者とも「子育て教育新税反対」、「雇用の確保と拡大」や「格差の是正」、「県財政の再建」などについての主張を展開し、明確な争点がないままに終わった感じがしますが、それだけ秋田県が抱える課題についての認識が共通している証左でもありました。そうだとすれば、「県当局」対「議会」という対峙の関係だけではなく、県議会の英知を結集して秋田県の課題解決に努力してもらいたいものです。「提案型の県議会」を標榜する新議員の活躍に期待したいと思います。 

by shouichiro_sato | 2007-04-09 18:28 | 秋田県 | Comments(0)  

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