「田代福祉センター」開所式
2007年 04月 01日
この施設は、小規模多機能型居宅介護という新しいサービス体系による施設で、「通い」「泊まり」「訪問」の各サービスをひとつにまとめて、利用登録された皆さんに提供するところ。初日から、多くの高齢者の皆さんが利用しておりました。
学校施設であったために大きな体育館やグランドもそのまま利用でき、体育館でゲートボールをしていた地域の老人クラブの皆さんもテープカットに参加し、花を添えてくれました。施設内には上到米地域の住民活動の拠点となる「地域交流スペース」や「調理室」なども設置されており、生まれ変わった小学校の校舎に感慨深いものがありました。
さらに、2年前に閉校になった旧飯沢小学校の校舎も、近代的な木造校舎の特徴を最大限に活かそうと、3月末までに羽後町における「グリーンツーリズム」や「交流活動」の拠点になる宿泊施設に改装され、今月末の大型連休からサービスを開始します。地域の文化や歴史の拠点であり、住民の皆さんの心の拠りどころであった学校が消えても、このように施設の有効活用を進めてくれた町当局には、心から感謝したいと思います。
閉校から3年。電気が消えていた旧上到米小学校には、今夜から灯りが戻ってきました。先ほど家の前に出てその「暖かい色」の灯りを確認し、「これで校舎の改築運動に頑張ってきた大先輩達の苦労も報われる」と、ホッとした次第です。120年以上の学校の歴史は幕を閉じましたが、「田代福祉センター」は長寿社会を支える施設として、これからの地域の中核となっていくことでしょう。
尚、廃校を利用したこの種のサービスは、施設の設備・内容ともに「秋田県内第一号」。是非とも視察においでください。「小さくてもキラリと輝くまちづくり」が体感できます。
by shouichiro_sato | 2007-04-01 20:33 | 羽後町 | Comments(0)