TDKが新工場建設へ
2007年 03月 23日
記事によると、「各種デジタル家電や通信機器の販売が好調で、引き続き電子部品の需要は旺盛とみられる」(TDK秋田総務部・小幡総務課長)ために、新工場を建設して携帯電話などに使う積層セラミックコンデンサーを製造するとのこと。世界のシェア約25%を占めている同コンデンサーの拠点工場となる模様で、同社の工場としては県内5番目。敷地面積はTDK秋田工場(にかほ市)の4倍で、県の工業団地の分譲としても過去最大の規模となります。
由利本荘市万願寺にある県工業団地(33万平方㍍)は、県が約36億円をかけて造成し、平成10年に分譲を始めたものの、これまで3社が進出しただけでした。それだけに、県にとっても地元の由利本荘市にとっても、「待ち望んだ吉報に、喜びに沸いた」(秋田魁新報)気持が伝わってきます。
さらに、この工業団地は由利本荘市のみならず、羽後町や横手市からも30~60分の通勤圏内にあり、近隣エリアでの今後の雇用創出が期待されます。著しい人口減少や少子化も、極論すれば若者が定住できる仕事や地域の魅力が不足しているのですから、産業振興は最重要課題。由利本荘地域とTDKとの(技術の)蓄積された関係や高速交通体系の整備効果が選定の理由となったようで、「秋田が元気になる起爆剤」になること間違いなし。県民挙げてTDKの企業活動を応援していきましょう。
全国紙の秋田版は、秋田新幹線「こまち」の開業10周年の記事がトップでしたが、今の秋田県の置かれている窮状からして、TDKのニュースを1面トップにした地元紙の編集も嬉しく思いました。それにしても最近の秋田県は、TDKから元気を貰いっぱなしですね。感謝、感謝・・・・・。
by shouichiro_sato | 2007-03-23 20:53 | 産業振興 | Comments(0)