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公開討論会

 県議会議員選挙の告示まで2週間余。前哨戦にも熱が入ってきていることでしょう。

 県内の選挙区のうちで最激戦区の一つとなっている大仙市・仙北郡選挙区(定数5)では11日、商工会有志の主催する「公開討論会」が開かれ、秋田県が導入を検討している「子育て・教育新税」について、立候補を予定している10人全員が反対の姿勢を示したと、河北新報は伝えています。

 その記事を読んで思い出したのが、かつて行われていた「立会演説会」のことです。今でも鮮明に記憶に残っているのは、小畑勇二郎氏と鈴木一氏、それに田島正止氏が立候補した昭和50年の秋田県知事選挙。超満員になった県民会館(秋田市)で行われた演説会で、小畑氏は「『若い世代の架け橋』になるべく、県民党の立場で小畑県政の総仕上げをしたい」と主張。鈴木氏は知事の交代を訴え、田島氏は両氏の政治活動ポスターを持ってきて壇上で破いて見せるなど、それは迫力のある演説会でした。

 また、県内のテレビ局の依頼を受けて総選挙特集のニュース番組で、衆議院議員選挙(秋田3区)の立会演説会のレポーターになり、旧六郷町の体育館で各候補者の演説を聞いたこともあります。ベテラン揃いの候補者が30分の持ち時間のなかで、国政の課題について語る姿には甲乙つけがたく、感銘したものでした。そうした選挙の醍醐味?である立会演説会も(公職選挙法の改正で)いつの間にか無くなってしまい、各候補者の主張を聞き比べることが出来なくなってしまいました。

 そこで登場したのが、市民有志等が主催する「公開討論会」です。進行方法や時間割などに一定の制約はあるものの、候補予定者が一同に会して自分の意見を述べることは有意義なこと。様々な課題について候補者の立場を鮮明にすることで、有権者も判断がし易くなります。私の場合も、2年前の知事選挙で初めて市民団体が主催する公開討論会(秋田市・児童会館と横手市・ふるさと村)を経験しましたし、ABS秋田放送の特別番組「テレビ討論」にも参加しました。候補者としても有権者の皆さんに直接、自分の主張を聞いてもらえることは嬉しいことであり、相手候補の意見を聞けるのも勉強になりました。

 これからの選挙では、マニュフェストの発表とともに、こうした「討論会」が積極的に行われることを期待したいものです。

by shouichiro_sato | 2007-03-14 21:30 | 秋田県 | Comments(0)  

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