郡上八幡・まるごと「合宿文化村」
2007年 03月 09日
パンフレットによれば、「自然がいっぱいの城下町・郡上八幡では、まちぐるみで旅館・民宿が、お値打ちな価格と『郡上八幡達人座』体験メニューや、公共施設の活用を含めたサービス群を用意しました。お友達やクラブ・サークルの合宿、企業研修などでご利用ください。ストレスレスな里山の暮らしと行き届いた合宿のシステムです」とのこと。
例えば、市内にある11軒の民宿や旅館・ホテルの宿泊費は、1泊2食付で学割プランは6300円、エコノミープランで8400円、ビジネスプランで10500円。もちろん、1泊朝食付きや素泊まりの利用も可能です。研修会場としては、郡上八幡旧庁舎記念館(産業振興公社事務所)と総合文化センターの会議室は半日利用で1050円。総合スポーツセンターのアリーナ全面は1時間当たり1600円など、公共施設を広く開放しています。
そして魅力なのは郡上八幡とっておきのオプションプラン。郡上踊り体験(1時間)や座禅体験(約30分)はお1人様500円。城下町の散策案内は1団体約1時間で2000円。八幡城入場券と博覧館入館券、郡上の味覚3品を食べ歩きながら名所・史跡などのみどころを散策する「城下町郡上八幡満喫ウォーク」は大人900円、小人500円。なかでも人気は、野に遊び、手仕事を楽しむ体験のできる「郡上八幡・達人座」。食品のサンプルづくりやオリジナルプリント、カヌーにラフテング、鍾乳洞ミステリーツアー、雑穀食文化体験など全部で18コース。郡上だからできる体験メニューが揃っています。
共に、国が指定する重要無形民俗文化財である「西馬音内盆踊り」と「郡上踊り」の縁で、今までも何回か郡上八幡を訪ねていますが、様々な発想で地域の魅力を全国ブランドにしている取り組みには感心してしまいます。それだけ地域への愛着も強く、そこでの暮らしに誇りと自信をもっているのでしょう。旅行そのものが「観光」から「交流」の時代になってきた世の中の動きを先取りしているようで、学ぶことが多い地域です。
by shouichiro_sato | 2007-03-09 22:22 | 産業振興 | Comments(1)