大賛成です「洞爺湖サミット」
2007年 03月 08日
既に新潟や横浜、京都を中心とする関西、瀬戸内沿岸の各都市が誘致に手を挙げていましたが、昨年末から政府・与党内で「北海道洞爺湖町」開催案が急浮上。環境問題や警備上の対応でコストが縮減できるとして、注目されてきました。最終的には4月末に政府が開催地と規模、経費の負担などを決めるとのこと。私は是非とも、洞爺湖が選ばれて欲しいと祈っています。
理由は、日本の地方・地域には素晴らしい自然環境や立派な施設(メイン会場に想定されているザ・ウインザーホテル洞爺は素晴らしい)があること。さらに、00年の有珠山噴火の苦難を乗り越えて頑張ってきた人たちに、サミットが開催されることで「世界にアッピールできる地域」として誇りをもってもらいたいのです。前出の都市ではなく、北海道の洞爺湖町であるところに、「地方の元気が生まれる」魅力を感じます。4月に政府が洞爺湖町開催を正式決定すれば、「地域活性化」を目指している安倍内閣のクリーンヒットになること、間違いなし。この際、国の事業なのですから(以前の沖縄サミットでは沖縄県が施設整備や警備の費用に約100億円を負担したことを反省し)開催地に負担を求めることなく、むしろ交付金を出して地元に協力を依頼する姿勢で臨んでもらいたい、と思います。
この話題があった当初、北海道知事は消極的な感じでしたが、それは夕張市の財政再建団体問題などもあり、道の財政負担が増えることへの懸念があったようです。しかし考えてみれば「主要国首脳会議」は国が威信をかけ、責任を持って行う事業でありながら、開催地の自治体に多額の負担があったとは驚きでした。「既存施設を最大限に活用し、イベント的な色彩を最少限にする。簡素でコンパクトなサミットを目指したい」という、高橋知事の姿勢に大賛成です。
洞爺湖町では「降ってわいたような話」に戸惑いもあるでしょうが、ご当地のみならず北海道全体が世界から注目されるチャンスですから、大いに誘致運動を盛り上げていただきたいものです。期待していますし、応援しています。
by shouichiro_sato | 2007-03-08 22:24 | 国政・時事 | Comments(0)