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「ふるさとの味」宅配便

 私は先月末に6日間ほど休みをいただいて秋田に帰ってきましたが、岐阜に戻ってみると羽後町民の私たちに「嬉しい品物」が届いていました。町からの「ふるさとの味」宅配便です。

 瓜類の味噌漬け、茄子の麹漬け、黒豆の甘煮、ゼンマイのキムチ味、干しもち等のふるさとの味と香りが詰まった贈り物で、町内の農協女性部の皆さんが精魂こめて手作りしたものでした。町が郷里を離れて頑張っている人たちに「ふるさとの味」を届ける事業を始めたのは、20年も前だったと思います。自宅とは違う環境(食生活も含めて)で暮らしている人たちに、少しでも元気に頑張ってもらおうと、当時もっとも出稼ぎ者の多かった田代地区の農協女性部と田代郵便局に協力を依頼したのでした。

 羽後町は出稼ぎ者が県内で最も多い町だったことから、様々な援護事業を行ってきました。昭和45年の国の減反政策がきっかけで、町と議会の幹部、農協組合長など町を代表する人たちが直接出向いて、町政報告や懇談をする「出稼ぎ集会」は、20年間にわたって東京と名古屋で開催されてきましたし、町職員が就労先の職場を訪問する事業も最近まで行われていました。今でこそ、就労者が最高時の十分の一以下まで減少したこともあり、事業は大幅に縮小されたものの、それでも就労前の無料健康診断や「ふるさとの味」宅配便、月2回発行される広報「うご」の送付は続いています。

 すでに県では、出稼ぎ援護事業も役目を終えたとして、来年度から市町村への助成や「出稼ぎ互助会」の事業などを中止することを決めています。県民の就労形態も様々な時代ですから、出稼ぎ者だからといって特別に援護することはできないのかもしれませんが、世の変遷を感じてしまいます。

 宅配便には、「帰郷まであと一ヶ月あまりですが、くれぐれもお体を大切にし、元気に帰ってこられることを祈念しております」という大江尚征・羽後町長のメッセージもありました。私は父親の入院などもあり、正月過ぎに二度も帰省しましたが、同僚達は日曜日も忙しくて出勤するなど、一生懸命に頑張っています。そんな時期にこうした故郷からのプレゼント、嬉しいですね。

 特に、午後9時半過ぎまで仕事をしていた日には、宿舎の「おかず」も冷めてしまい、故郷からの味噌漬けで熱いご飯をいただきました。宿舎には羽後町以外の出身者もおり、「羨ましいもんだ」とのこと。農協女性部の皆さんや関係者の皆さん、ありがとうございました。

by shouichiro_sato | 2007-03-05 20:02 | 羽後町 | Comments(0)  

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