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私、54歳になりました

 2年前の秋田県知事選挙に出馬表明したことがきっかけとなって発足した政治団体、「秋田、これでいい会?」の平成19年総会が、きょう秋田市卸町の「秋田まるごと市場」で開催されました。

 先の知事選挙では当選することはできませんでしたが、今の秋田県の現状に我慢できずに決意した私の気持ちは、結果として現実の県政に現れてきているように思います。私は出生率が日本一低い県だからこそ、「日本一の子育て支援をしよう」と訴えました。さらに、郷土の担い手が地元に定住できるように「地域資源を活かした産業振興をしたい」とも主張してきました。知事選挙直前の時間もないなかで、そうした訴えは浸透できなかったかも知れませんが、「秋田県の現状は低迷・衰退の道を転げ落ちている」というのが、総会出席者の素直な感想でした。

 「贅沢を排除して県債(借金)残高は1兆円以内に抑えるとした約束は守られず、今の秋田県の債務残高は1兆2000億円。その原因はインフラ整備に名を借りた過大投資で、特定の建設業者が元気を吹き返しただけではなかったか。」

 「県は財源不足を理由に県民に新たな県民負担(税金の上乗せ)を求めているが、県民に理解してもらうだけの説得力ある説明がない。秋田市民の反対の声に逆らって強行した『秋田中央地下道」』は、駅の東西をたった7分短縮するために700億円。1分間に100億円だ。この予算があれば山形新幹線の新庄駅から大曲駅までの延伸も可能だったと思う。」「秋田市の『南ヶ丘ニュータウン』の宅地造成も、失政を認めて県住宅供給公社の債務を穴埋めすれば70億円の負担ですんだものが、『子ども支援総合エリア』の建設をする予算は総額200億円。理由をこねて過去の政策の失敗を穴埋めしているのが現実だ」・・・・というお話もありました。

 ここは冷静に考えましょう。全国的に見ても秋田県の現状の数字は低迷しているのです。見栄を張って誤魔化さないで、素直に足元からの再出発を果たしましょう。そうした率直な気持ちを訴えて、明日の秋田の夢を語ることが大切だと感じた一日でした。

 日曜日の何かと所用の多いなか、総会に参加いただいた皆様に心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。そして、今日は私の54回目の誕生日。思いがけなく花束などいただき、恐縮しております。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

by shouichiro_sato | 2007-02-25 22:05 | 政治活動 | Comments(0)  

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