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梅も見ごろになりました

 建国記念日のきょう、「岐阜市でも梅の花が開いている」という同僚の話を聞いて、「梅林公園」に行ってきました。市の中心部から車で10分、住所は岐阜市梅林南町です。

 この公園は今から130年以上前、故篠田祐助氏が私有地を整備して「篠ヶ谷園」として市民に公開したのが始まりとか。そして昭和23年、公園の土地を岐阜市に寄贈して「岐阜市梅林公園」となった歴史があり、園内には約50種類、1300本の梅が植えられています。今年は暖冬の影響で開花も早まって1月中旬から咲き始め、既に園内の3分の1位の木が紅や白の花をつけていました。

 ところで「梅」は、NHK秋田放送局の呼びかけがきっかけで、羽後町が昭和42年に制定した「町の木」でもあります。ちなみに、町の花は「福寿草」。町の鳥は「うぐいす」。ともに平成元年に制定されています。梅は「花も見事であり、実は梅干、梅酒などに利用でき、経済と美化はその木を大事にすることにつながる。また、梅は昔から災難逃れとして親しまれてきた」というのが、当時の選定理由になっています。しかし、町内に梅林公園はありません。

 町議会の議論でも何度か、「町の花・鳥・木」を普及させようという声が上がり、子どもの誕生祝に「梅の苗木」を配布したこともありますが、結局はうまく育たず、(育たなければ縁起が悪いと)長続きしなかった苦い思い出もあります。町の木に梅を選んだ願い(思惑?)と羽後町の土地や自然環境が上手く結びつかなかったのでしょうか。そんなことを考えながら園内を散策してきました。

 帰り道には市内にある伊奈波神社や鏡島弘法大師、瑞穂市の美江寺にも立ち寄り、旧中仙道沿いの史跡も見てきました。祝日だったためか、何処でも地域の氏子や信者の皆さんが多く集まっていて、境内の掃除をしたり案内をしており、私まで心が豊かになるひと時を過ごさせていただきました。

 それにしても、この地方の皆さんは神社仏閣、史跡、公園などを大事にしている気がします。個人の墓石には大きい物はないのに、神社仏閣への寄進は惜しまない。秋田とは違う文化に触れているようで、興味が尽きません。

by shouichiro_sato | 2007-02-11 21:57 | 出稼ぎ | Comments(0)  

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