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「たまご」の新時代

 今日(2月1日)から大手スーパーのダイエーが、「広告付きのたまご」の販売を始めたというニュースがありました(北海道、九州・沖縄を除く)。外装のパッケージや卵のひとつひとつに広告を印刷したシールを貼っているとか。もちろん、シールには賞味期限も表示されており、パックから取り出して冷蔵庫に入れておいても、賞味期限を確認できることが特徴のようです。

 そうですか、広告もここまで来たのですね。今や、広告の無い媒体は珍しいほどになってしまいました。電車やバス、電柱にスーパーのワゴンと、なんでも広告がある世の中ですから、たまごに広告がでてくることも、時間の問題だったかもしれません。ただし欲を言えば、私が気になったのはシールを貼る手法についてでした。

 ゴミの減量化や資源の再利用が叫ばれている昨今、シールを貼るようなことは社会の要請に逆行しています。印刷してあるパッケージを使うとか、たまごに直接プイントするとか、もう少し工夫があってしかるべきだと感じました。ダイエーでも、そうした技術的な検討を充分重ねた上での「広告付きたまご」でしょうが、シールを貼るのはどこでもできること。スーパーの最大手ととしては配慮が足りませんね。

 それにしても日本人のたまご消費量は、年間一人当たり約300個と世界一。この消費量に目をつけた広告会社や業界(日本卵業協会)もたいしたもんです。毎朝、主婦の皆さんが手にする卵に微笑ましい広告があったら、その日一日が楽しくなりそうです。

by shouichiro_sato | 2007-02-01 20:58 | 社会・話題 | Comments(0)  

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