少ない雪の中で・・・・
2007年 01月 27日
実行委員会では急遽、主要行事である「花嫁道中」の馬そりを馬車に変えて(岩手県北上市から借りてきたとか)、沿道を照らす雪灯篭も、雪を運んで製作していました。それでも、幸せなカップルをお祝いしようと準備は整い、午後2時半に西馬音内の役場前を一行は出発。途中、本町通りのかがり火広場や元西地区の雪祭り会場で祝福を受け、いよいよ七曲峠に入ります。雪がなく道路端の雪の壁に作られるローソクの灯りは少なかったものの、辺りが暗くなると幻想的な雰囲気が漂い、峠の谷間に響く「秋田長持ち唄」も最高でした。
12キロの道のりを5時間かけ、午後7時半には田代地区の雪祭り会場・旧長谷山邸に到着。多くの皆さんに歓迎されながら、鏡開きに紅白の餅まき。夜空一杯に冬花火が上がると、まつりは最高潮。実行委員の皆さんも満足な様子でした。
ところで、今年のカップルは2組。22回目というゴロあわせではありませんが、偶然にも2組が選ばれて花嫁道中の主役を務めました。勿論、新郎は羽後町の方ですが、新婦は湯沢市と東京都新島村のお二人。特に東京から南に160kmも離れている新島の新婦は、仕事で島に来ていた羽後町の新郎と出会った恋愛結婚とのこと。今夜はご両親も新島から来てくださり、私も挨拶させていただきました。「今年は雪が少ないとはいえ、雪国に娘を嫁がせるのは心配でしょう」と聞きましたら、お母さんは「彼(新郎)がいい人だから心配してません」とのこと。私も嬉しくなり、「皆で応援して、幸せになってもいます」と、誓ったひと時でした。
いよいよ雪祭りや小正月行事も本番。少ない雪に戸惑いながらも、雪国の楽しいひと時を満喫する時節です。さらに今年は「冬季国体」が2月10日から秋田県で開催されます。雪国秋田の本領を発揮する時ですから、明るく元気に大会を盛り上げましょう。
そうした時に、ワールドカップでも活躍している日本のノルデックスキーのエース・高橋大斗選手(秋田県出身)が、来月22日から札幌で開かれる世界選手権に向けての調整を理由に、国体に参加しないという新聞記事を読み、私はガッカリしてしました。他にも有望選手がいるとはいえ、複合競技で秋田県勢が表彰台を独占し、秋の大会までのムードを盛り上げて欲しいと思っていましたので、残念です。毎年開かれる世界選手権より、今年は秋田国体を大事にして欲しかったと思うのは、私の正直な気持ちです。
「ゆきとぴあ」も「国体」も、主役が頑張れる環境をつくろうと、スタッフは一生懸命に頑張っているのですから・・・・・・。
by shouichiro_sato | 2007-01-27 21:32 | 今日の出来事 | Comments(0)