宮崎県知事選、そのまんま東さんが当選確実
2007年 01月 21日
1期目途中で官制談合の疑いが発覚して辞任した安藤前知事の後任を選ぶ選挙。そのまんま東さんは「ふるさとの再生に尽くしたい」として、いち早く出馬を表明しました。自民党は元経済産業省課長(46歳)を推薦しましたが、保守が分裂して元林野庁長官(57歳)も立候補。民主党は独自候補を擁立できないまま、選挙戦が始まりました。
告示当初の予想では、保守分裂の間隙を縫って民主・社民両党の支持を取り込みつつある候補者が優勢と伝えられていましたが、選挙戦中盤に共同通信社が実施た世論調査では、無党派層や若い世代の女性から高い支持を得ているそのまんま東さんが横一線になり、激しく競り合っているということでした。結果は、そのまんま東さんが勢いを増して当確です。
さて、この結果について考えてみると、県民の求めていることと政党の思惑との乖離が浮き彫りになった気がします。タレントで知名度があるとはいえ、仕事を捨てて郷里に帰ろうとした東さんの意気込みと、思惑で右往左往した政治家達の利己主義に、宮崎県民は「NO」と判断したのでしょう。
結局、自民党も民主党も勝利できなかったこの選挙。既存政党の「だらしなさ」を露呈する結果となりそうです。きょう投票が行われた山梨、愛媛両県知事選挙でも民主党は不戦敗。明日、各政党はどんな談話を発表するのでしょうか。特に、政権奪取をめざす民主党は候補者も擁立できない体たらく。自民党政権に対して対案や選択肢(候補者を出す)を示せないところに、私もガッカリしています。「このまんま」では、自民党の失策(エラー)がない限り、民主党も限界でしょうか?
by shouichiro_sato | 2007-01-21 21:26 | 国政・時事 | Comments(0)