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「不二家」社長が辞意表明

 大手企業のモラルが問われる出来事がまた発覚し、社長が辞任することになりました。

 「ペコちゃん」で有名なお菓子メーカー「不二家」の埼玉工場で昨年11月8日、消費期限の切れた牛乳を原料としたシュークリームを出荷していたことが明らかになりました。内部からの告発で同社幹部には13日に報告があったといいますが、クリスマスや年末商戦への影響を回避しようとしたのか、今月まで2ヶ月も公表されませんでした。それよりも、「消費期限切れ材料の使用がマスコミに発覚すれば、雪印乳業の二の舞になる」として、隠蔽を図ろうとしたような内部文書まであったことが報道されていますから、あきれてしまいます。

 その後の調査によると、同工場では賞味期限切れのリンゴ加工品を使ったアップルパイを製造したり、国の食品衛生法の規定の10倍もの細菌を含む洋菓子を出荷していたなど、数年前からのずさんな品質管理の状況が次々と明らかになってきています。食品会社でありながら、同工場には原材料の管理記録もなく、安全・衛生対策を従業員に指導するマニュアルも存在しなかったようです。消費者の「食の安全・安心」への関心が高まるなかで、今回の「不二家」の不祥事は食品業界への信頼をも揺るがしかねません。経営環境は厳しくとも、改めて、業界全体が「ルールを守る(法令遵守)」姿勢を再確認する必要があるでしょう。

 「たかがお菓子、されどお菓子」。ヒット商品一つで家業から大企業に発展した事例がたくさんあります。きのう食べた伊勢の「赤福」は300年の歴史がある全国でも有名なお餅(お菓子ですよね?)。秋田県内でも「金萬」や「だまこ餅」、「山吹まんじゅう」、「若がえりまんじゅう」等、長い時間をかけてお客さんを拡大し、成長しているメーカーがあります。伝統的な味覚もさることながら、お客さんに支持され続けるには「信用を守ること」しかないと、知り合いの経営者はいつも言っていました。

 どんな企業であっても利益追求ばかりを先行していると、「大きな落とし穴」が待っているかも知れません。やはり、ルールを守って競争しましょう。

by shouichiro_sato | 2007-01-15 17:59 | 社会・話題 | Comments(0)  

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