「秋田空港」と駐車場
2007年 01月 10日
その秋田空港に12月27日、新しいアクセス道路である「県道秋田空港東線」が開通し、県南からの利用(協和インター方面)が便利になりました。旧雄和町に秋田空港が開港したのは昭和56年(1981年)。開港当初は道路事情も悪く、リムジンバスが渋滞に巻き込まれてパトカーが誘導したというニュースもありました。それから何年か経て、雄和町内の県道の改良整備が完了。高速道路の延伸にあわせて空港インターや旧河辺町方面(国道13号線)からのアクセス道路も整備され、残っているのは同インターから秋田市・御所野方面につながる県道の改良だけ。この路線も工事が進行していますから、空港の利便性はさらに向上することでしょう。
そこで、これから重要になってくるのが駐車場の整備問題です。空港ビルに近い第1駐車場はいつも満車の状態で、空いている第4駐車場を利用した場合などは、荷物を抱えて相当な距離(500m?もあるのでは)を歩かなくてはいけません。天気のいい日ならともかく、雨の日や冬季間などは大変です。まして、年配の方や足の不自由な人にとっては、「飛行機に乗る前に疲れてしまう」ことでしょう。早急に、新しい駐車場の整備計画を進めるべきです。例えば、空港ビルに直結した全天候型でバリアフリーの立体駐車場をはじめ、離れた駐車場と空港ビルを結ぶ回廊、空港ビル前の融雪歩道か正面玄関の大屋根なども必要です。
「駐車料金が高い」として県議会で議論されたことはありましたが、駐車場機能としては離れたところに第4駐車場がオープンした程度で、とても整備されてきたとはいえません。かつて問題となった空港ビル会社の幹部が、多額の交際費を使って夜の会合を重ねていても、肝心のこうした課題については、「業者選定」などの噂ばかりが先行して実行されずにいたようですから、県は改めて専門家による検討委員会を立ち上げるなど、具体的な準備作業を開始するべきだと思います。
「秋田空港」は秋田県の重要な玄関口。県が管理する第二種空港ならばこそ、小さくとも機能性にあふれ、県民が自慢できる空港になるように整備していきましょう。
by shouichiro_sato | 2007-01-10 16:38 | 秋田県 | Comments(0)