「ノロウイルス」に注意
2006年 12月 20日
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生していますが、特に冬季に流行するとか。最近までは西日本を中心に過去25年間で最大規模の猛威を振るい、ついには全国に拡大し始めました。秋田県でも集団発生や食中毒が多発し、既に亡くなった方が一人おり、罹患施設や患者数は過去最多で推移している模様です。例えば秋田市では同じ弁当を食べた県庁職員らが食中毒に罹り、県庁舎や県警本部のトイレ等の消毒が行われたほか、大館市では学校給食のパンが原因と見られるの食中毒が発生し、児童生徒の発症者は400人を超えたとか。
ノロウイルスは手指や食品などを介して経口で感染し、おう吐・下痢・腹痛などの症状が出ます。毎年11月頃から発生件数は増加し始め、1月から2月が発生のピークだそうですから、これからが肝心。手洗いの励行はもちろん、二次感染防止のためにトイレの消毒や汚物処理には十分な注意が必要です。
実はこのところ、作業員の中にも風邪の症状を訴える人が多くなり、今日の現場でも車の中でひと時休憩した人がおりました(秋田班ではありません。念のため)。ある現場では実際にノロウイルスによる感染症と診断されて、点滴を受けたという作業員もおりました。他人事のように思っていたノロウイルスは、すぐ身近なところに潜んでいる感じです。
単身赴任の季節作業員にとって、病気や怪我は禁物。万が一にもそうした事態になれば、ひとり寂しく宿舎で寝ているしかありませんから、健康管理が大切です。そのためには、晩酌を含めて何事も「ほどほどに」が一番いいようです。
by shouichiro_sato | 2006-12-20 21:41 | 社会・話題 | Comments(0)