(社)日本ホッケー協会の総会に出席
2006年 12月 17日
今回の会議では今年度の補正予算や19年度の事業計画と予算、任期満了に伴う役員改選・組織改正が主な議題ですが、話題は2008年の北京オリンピックに集中した感じでした。
今月1日から15日までカタールのドーハで行われていた「第15回アジア競技大会」で、女子ホッケー競技に出場した日本チームは見事に銀メダルを獲得し、北京五輪への出場が決定しました。その選手団がきょう午前に帰国し、昼前に成田空港で記者会見。その足で女子チームの恩田昌史監督(協会常務理事・天理大学名誉教授)と加藤明美キャプテン(飯能市)、小沢みさき選手(富士大学)、男子チームの長屋恭一監督(協会理事・岐阜総合学園高校)らが総会会場へ報告に来てくれました。全国の関係者が出席している総会で、こうしたチャンスは今までなかったそうで、協会の歴史に残る一幕となりました。
しかし、日本ホッケー協会の目標はあくまで男女そろって北京五輪に出場し、「新世代日本のホッケー」を作り上げていくこと。男子は再来年(08年)4月に岐阜県各務原市で開催されるオリンピック予選待ちとなりましたが、その分、これから期待がさらに高まってくることが予想されますし、盛り上がっていくことでしょう。同予選会を主管する岐阜県ホッケー協会会長の横山秀さん(協会理事)も「男子は楽しみを次回に残してくれたと解釈し、是が非でも岐阜の予選会で出場権を勝ち取りたい」と、気合の入った挨拶をされていました。
今年はホッケーが渡来して百周年。来年3月10日には東京の帝国ホテルで「百周年記念式典」も開催されます。日本はここにきて「2006ワールドカップ」で女子が5位、男子が9位と世界のトップチームに仲間入りしてきており、目標は北京でのメダル獲得にあります。来年度はそうした意味での競技力強化の年であり、秋田で開催される国体も重要なポイントとなることでしょう。
吉田会長は挨拶の中で、「役員の皆さんは今以上にホッケーの普及・競技力の向上に努めていただき、日本中の人に知っていただき、ホッケーを好きになっていただくよう努めてください。それがメジャーホッケーへの第一歩です」と強調されました。微力ながら、責任の重さを痛感した総会でした。
by shouichiro_sato | 2006-12-17 23:20 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)