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「清流」に驚いています

 最近、仕事の行き帰りに見る河川の水が透き通るほど綺麗なことには驚いています。

 木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川が流れる岐阜県には水害との闘いの歴史が多くあり、今では治水・利水の先進県です。市内は高い堤防に囲まれているところも多く、洪水時の水門や排水機場がいたるところにあります。その堤防道路を利用すると市内の移動は大変スムーズで、川伝いに車を走らせることがよくあります。

 少なくともこの一ヶ月余り、私は長良川や揖斐川の上流まで行っていますが、河川への不法投棄物やビニール類のゴミなどを見かけていません。それはもう「清流」の表現がピッタリするくらい綺麗です。上流には岩山が多くて土砂の流入が少ないのかも知れませんが、雨の翌日でも清流そのものでした。

 岐阜市や関市で有名な「鵜飼い」、郡上八幡の川遊び(吉田川への飛び込み)、各地にある「観光やな」など、綺麗な水があるからこそ今日まで受け継がれてきたと思います。どういう取り組みをして綺麗な川を守ってきたのか私は知りませんが、少なくとも十数年前に滞在したときにはそうした印象がありませんでしたので、いずれ調べてみたいものです。

 それに比べると、ふるさと秋田の川の汚れやゴミはひどいと感じます。私の地域でも毎年6月、村内の河川の草刈や清掃を行っていますが、川に潜ったり、泳いだりしたいと思わない環境になっているのが現実です。先ずは「不法投棄」を一掃しましょう。

 秋田市では「ハクチョウなどの水鳥の餌にするため」に、雄ハタハタを約800匹も旭川に投棄した人がいたようですが、とんでもない迷惑な話です。漁師が命懸けで水揚げしているハタハタの、恨み節が聞こえてきそうです。

by shouichiro_sato | 2006-12-15 23:33 | 社会・話題 | Comments(0)  

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