いよいよ季節ハタハタ、接岸
2006年 12月 09日
同紙によると、男鹿・北浦漁港の過去3年間の本隊接岸日は11月28日から12月5日で、今年は「水温が高いのか、遅い」という心配の声もあったとか。それが、願いかなってようやく接岸。ハタハタは男鹿の皆さんの期待に応えてくれました。一方、八森漁港で水揚げされたハタハタは、全長25㎝程度の3、4歳魚が中心で型も十分。午前10時の入札では雌の浜値は1キロ当たり1100円前後、雄が500円前後で、猟師の皆さんも笑顔につつまれたことでしょう。
沖合い底引き網漁での水揚げ(他県も含む)や加工品も豊富になり、いつも店頭にある感じのハタハタですが、秋田県民にとってのハタハタはやっぱりこの時期、雪が降り出し冬の到来を感じる季節の、ブリコの詰まったハタハタでなければ、ハタハタでないような気がしてなりません。(私は白子も大好きです。念のために) そして地元産が一番。かつての資源枯渇を教訓にして禁漁や漁獲制限をしてきた成果が、このように秋田のハタハタを復活させてくれましたから、関係者に感謝し猟師さんと喜びを共有しながら、いただきましょう。
函館のイカ、富山のブリ、福井のカニ、高知のカツオ等など、全国各地には季節を彩る名物の魚介類があります。しかし、ハタハタのように限られた期間に一定地域に接岸してくるのも珍しいのではないでしょうか。まさに神様が秋田県民にプレゼントしてくれた魚のようで、嬉しくなってしまいます。ただし、私には秋田に帰る年末までお預けです。
by shouichiro_sato | 2006-12-09 20:14 | 産業振興 | Comments(0)