「無事故で取り組む年末年始」
2006年 12月 01日
土木作業の現場によって使用する建設機械や周囲の環境が違うため、災害防止対策はさまざまです。現在、私が派遣されている国道21号「舗装修繕工事」は、岐阜県庁前を通る県内の幹線道路で通行量も多く、夜間に工事が実施されています。午後10時から交通規制が行われ翌朝6時には解除するため、作業は関係者がスムーズに連携しなければなりません。
例えば、昨夜は劣化した舗装の切削工事。午後8時30分に現場事務所集合。朝礼(夜でも朝礼です)で今日の作業内容、役割分担、安全対策について説明と意見交換。担当職員(安全衛生管理員)の「ご安全に」の掛け声で仕事が始まります。9時過ぎからは工事標識・交通誘導などの看板設置。10時に規制開始して、通常3車線の国道を1車線通行に。10分過ぎには大型建設機械の切削機や大型ダンプなどが現場に到着して作業開始。その間私たち秋田班作業員は、工事の進捗状況に合わせて看板の移動や切削後の段差にアスファルト合材を擦り付けたりしていきます。
作業中は特別な休憩時間はなく、概ね大型機械の稼動は午前4時頃まで。その後に道路区画ライン工事があり、看板撤去やあと片付け、道路清掃と安全確認をして、交通規制解除が午前6時前。以前、他の業者が請負った同様の工事では、作業が遅れて解除予定時間を30分超過してしまい、そのために3日間の工事中止を指示されたそうですから、時間は厳守です。
特に午前2時から4時頃は、1車線の狭くなっている道路にもかかわらず、大型トラックなどは時速100キロ前後の猛スピードで走ってきますから油断は禁物です。警備会社のガードマンが常時監視しているとはいえ、自分の身は自分で守ることが一番。「一歩立ち止まって左右確認」が癖になりました。
今朝の気温は7℃。「朝が白々・・・・」明けてくる頃に、宿舎に無事帰館です。年内のこの工事は中旬まで続きます。それまでは朝帰りの毎日ですから、「ご安全に」。
by shouichiro_sato | 2006-12-01 18:03 | 出稼ぎ | Comments(1)