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「いい夫婦の日」

 11月22日は、「いい夫婦の日」だそうです。数字をそのまま読むとそうなりますが、実際は「ゆとりある生活や生きていくことの意味を、夫婦という単位から見つめよう」という日とか。何処の誰が決めたかは別として、夫婦でゆっくりお互いの存在に感謝する日にしましょう。

 ほとんどの夫婦は、お互いが全く違う人生を歩んでいる中で偶然に出会い、新しい家庭を築いていきます。そこには、相手を尊重する思いやりと感謝の心がなくてはいけません。それぞれの夫婦の形は千差万別でも、一人よりは二人で力を合わせれば苦労も半分、喜びは倍増するはずですから、ありがたい存在だと思います。

 しかしながら、結婚しない人が増えると同時に晩婚化も進み、定年後の熟年離婚の増加も懸念されている昨今です。今朝の岐阜新聞は、「県内の昨年の結婚はおよそ15000組。しかし、離婚も3500組あった」と紹介しています。たぶん全国的にもこうした比率でしょうから、「いい夫婦の日」として家族団らんの時間を持てる夫婦はどの位なのか、気になります。

 私は11年ぶりに単身赴任の身。かつて町の仕事をしていたときには、自分の家に住んでいても夕食を共にする機会も少なく、妻から見れば夫の役目も不十分だったかもしれません。しかし、離れて暮らしてみるとお互いの存在感が増してきて、「一人でなくて良かった」と実感する毎日です。

 21日に内閣府が発表した、65歳以上の高齢者の生活実態に関する意識調査では、一人暮らしの男性のうち「近所付き合いがない」とした人が24.3%おりました。女性(7.1%)の3倍です。様々な事情で一人暮らしをしている場合でも、隣近所とのコミュニケーションを大切にし、せめて心にはパートナーを持ち続けてほしいものだと思います。

by shouichiro_sato | 2006-11-22 18:02 | 出稼ぎ | Comments(0)  

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