大相撲秋場所千秋楽(両国国技館)。横綱大の里(二所ノ関・25歳)が優勝決定戦で横綱豊昇龍(立浪・26歳)を寄り倒しで破り、横綱昇進後初めて優勝を果たしました。
横綱2場所目の大の里は4日目に平幕の伯桜鵬(伊勢ヶ浜・22歳)に不覚をとったものの、馬力を活かして前に出る安定した取り口で13勝。豊昇龍は初日から11連勝しながら終盤で安青錦(安治川・21歳)と琴桜(佐渡ヶ嶽・27歳)に敗れましたが、千秋楽本割での横綱対決は一方的な押し出しで大の里に勝利。16年ぶりとなる横綱同士による優勝決定戦となりました。久々に横綱が優勝争いのトップを行く展開となり、場所は大いに盛り上がりました。
(写真・2場所ぶり5回目の賜杯を抱く横綱大の里。NHKのニュースより)
西前頭2枚目の王鵬(大嶽・25歳)は後半戦で白星を重ね10勝5敗。上位陣では両横綱と安青錦に次ぐ好成績となり、来場所は関脇への返り咲きが期待されます。