農作業を委託して、おそらく20年以上も転作で野菜を作付けしていた圃場。受託していた農家のご主人が亡くなり、今年は管理ができませんでした。そんな訳で約50aの圃場は背丈ほどに伸びた草で草原?のようになってしまいましたが、復田に向けて昨日から本格的な草刈り作業を始めました。

(写真・隣の水田は間もなく稲刈り。当方は肩掛式刈払機で草刈り、大変でした)
ところで周囲を見渡すと、当地のように中山間地にある水田では、特に条件の悪い沢目などの狭いところでは、耕作放棄されている場所が多くみられます。どこも草が生い茂り、中には柳や雑木が生えているところもあります。
昭和50年代に小区画ながらも圃場整備が行われ、20年ほど前までは隅々まで米が作られていましたが、コメの生産調整に伴う転作や米価の低迷、耕作者の高齢化と担い手不足などで、圃場条件の悪いところは段々と放棄されてきたのです。・・・・・こうした場所をもう一度水田に戻すのは難しいですネ。